素敵なピアノを弾くノルウェイ出身のアーティスト
エスペン・バーグ(Espen Berg)
北欧、ノルウェイのジャズ・ピアニスト、アレンジャー、コンポーザーです。
とても繊細で美しい音楽を作る人です。
アップル・ミュージックを漁っている時に発見したのですが、これは良かった。
キース・ジャレットやブラッド・メルドーなんかの流れを汲むといえば、ある程度知っている人には分かると思います。
透明な空気感、繊細なフレージング、静謐さとダイナミズムが共存し、美しい音空間を作り上げます。
北欧らしい雰囲気
北欧ってここ何年も流行りなので、好きな人も多いと思うのですが、エスペン・バーグはまさに北欧という言葉がぴったり。
北欧の家具や食器なんかにも通ずるものがあります。
というかあると勝手に思ってます。
シンプルで繊細でどこかオーガニックで色遣いが綺麗。
音楽なんで色が付いている訳ではないのですが、あえて色を付けたら絶対に綺麗みたいな。
ピアノのソロが好きなんですが、なかなか好みに合うピアニストや作品って出てきません。
クラシックに寄りすぎるとリラックス感が減っちゃうし、アバンギャルドすぎると聴いてて疲れるし。
自然で美しくて、でもイージー過ぎずに程よくメロウってあんまり無いんですよね。
オススメのアルバム
初のソロ『Noctilucent』
僕のオススメのアルバムは2012年の『Noctilucent』。
アルバム全編通して美しいピアノが聴けます。
美味しいコーヒーやお茶を飲みながら、ブログ書いたりするのには最高です。
適度に思考が刺激されるけど、邪魔はされないという感じです。
こういうのって少ないんですよね。
上の写真はノルウェイの街ですが、綺麗ですね。
Noctilucentは『夜光雲』
ちなみにNoctilucentはウィキペディアによれば『夜光雲(やこううん)』。
上の写真は夜光雲の写真。
真ん中上の方に広がる雲が、夜なんだけど輝いています。
『地球上で最も高い高度に発生する雲と言われる。夏になっている北・南どちらかの半球の高緯度地域で多く発生する』
(出典:ウィキペディア https://ja.wikipedia.org/wiki/夜光雲)
北欧で発生しそうなことが書いてありますね。
すごく高い高度に発生して、氷でできているそう。
青白く輝いて綺麗そうな自然現象です。
お気に入りの曲
アルバムでお気に入りの曲は
Ved Vagsfjorden
ですが、もうなんて発音するのか、まったく分かりません😅
1曲めの Til Johannes 、2曲めの Vandringsmann や、8曲めのタイトル曲 Noctilucent も好きです。
エスペン・バーグは7歳の時にテレビに出てピアノを弾いたりしていたそうなので、早熟のピアニストなのかもしれません。
1983年生まれなので、今はもうアラフォーですね。
知的な感じの方です。
北欧やヨーロッパを中心に活動しているようなので、日本での知名度はあまり高くないのかもしれません。
だけど、聴いてみてもらったら、きっと気に入ってもらえるのではないかな。
クスミティー のホワイトアナスタシアの記事で触れたのですが、あのお茶と合わせたらすごく良いのではないかと思います。
一種のマリアージュだと思うのですが、合うと思います。なんか静かで知的で優しいところが。