珈琲きゃろっと『コスタリカ モンテ・コペイ』
珈琲きゃろっとさんから、コスタリカのマイクロミル、モンテ・コペイです。
このモンテ・コペイですが、50年以上続く、Navarroファミリーによる経営です。
2010年ぐらいに、伝統的な栽培方法から大きく舵を切って、データ分析に基づいた科学的な栽培方法に変更。
そして、その4年後、見事にCOE優勝を果たしています。
モンテ・コペイのホームページがあるので紹介しておきます。
トップページの紹介動画がすごくお洒落なサイトですよ。
半分英語、半分スペイン語ですが、興味が湧いたら。
『コスタリカ モンテ・コペイ』のコーヒー豆データ
- 生産国 コスタリカ
- 地域 La Bandera de Dota , Tarrazú
- 生産者 Luis Enrique Navarro Granados(Navarroファミリー)
- 農園 モンテ・コペイ マイクロミル El Encino Farm
- 品種 カトゥーラなど
- 標高 1700-1900m
- 特徴 科学的なデータ分析による栽培
開封した豆ですが、パッと見で、欠点豆は無さそう。
粒揃いで良い豆という感じです。
さて、このエンリケさんのモンテ・コペイ マイクロミルですが、実はCOE Costa Rica 2014でNo.1、No.2、No.4、No.5を独占という快挙を成し遂げているすごい農園ですね!
RANK | FARM / CWS | FARMER | SCORE |
1 | La Mesa | Luis Enrique Navarro Granados | 92.67 |
2 | El Alto | Josúe Navarro Porras | 90.03 |
4 | El Halcon | Luis Enrique Navarro Porras | 89.83 |
5 | Nuestra Herencia | Guiselle Porras Vega | 89.63 |
(出典:Alliance for Coffee Excellence.org/costa-rica-2014)
なんだか、すごすぎる農園です😅
そして2014年といえば、井崎英典さんがアジア人初のワールド・バリスタ・チャンピオンシップ優勝を果たした年ですが、使った豆がこのモンテ・コペイ!
モンテ・コペイのサイトに、動画や写真が載ってます。
ちなみに丸山珈琲さんとの関係で井崎さんが繋がるのですね。
丸山珈琲さんのサイトにも情報が載っています。
COE優勝時のハイビッダーも丸山珈琲さんですね。
豆の特徴
〜優しい酸味が特徴です。〜口全体に広がる甘さは、まるでミルクチョコレートやブラウンシュガーのようです。雑味がなく、心地よい甘さが長く長く続き、スペシャルティコーヒーの素晴らしさを実感できる、本当に素晴らしいコーヒーです。
『珈琲きゃろっと』
参考にCOE 2014でNo.1だった「La Messa」の評価はこんな感じです。
【アロマ/フレーバー】
caramel, milk chocolate, vanilla, floral toffee, plum, pear, apricot, spices, blackberries, melon, peach, jasmine, rum, brown sugar, green mango tangerine almonds, sugar cane, grape, candy, lemon
【酸味】
citric, phosphoric, balanced, effervescent, sparkling delicious
【その他】
complex, well constructed, well designed, crisp juicy, transparent, super, lime zest, lingering finish, pungent, clean
同じ豆ではないですが、珈琲きゃろっとさんのテイスティング評と同じく、この時も甘みや酸味で評価高いですね。
他の入賞した豆は、また違う特徴で評価されてました。
いずれにしても期待大ですね。
サステナブルなコーヒー栽培を掲げる農園の環境は動物にもやさしいということ。
で、こんな "raccoons(アライグマ)"とか
こんな "tapirs(バク)"なんかをよく見かけるそうです😌
ちょっとかわいいですね。
南米のバクは数が減っているそうなので、自然との共存は重要ですね。
珈琲きゃろっと『コスタリカ モンテ・コペイ』淹れてみました
コスタリカ モンテ・コペイは優しく甘いコーヒー。
まさにミルクチョコの風味です。
今回、焙煎は中煎り。
酸味を残しつつ、優しい甘みを出してくる感じです。
酸味は後を引かず、甘みが長めに残ります。
こういう甘みが長めの余韻を残すのは、豆の良さと、それを引き出すようにうまく焙煎されているからだと思います。
苦味は弱めで、甘みと酸味がうまく調和した味わい。
データ分析を突き詰める生産者と焙煎人のタッグが生み出す優しい味わい。
なかなかオツなものですね。
ワインの世界でも、後発の生産者がデータ分析を用いて素晴らしいワインを作り出しています。
日本酒でも獺祭はそういうITを活用した製造法で有名です。
コーヒーも同じ流れで素晴らしいものが作り出されてきているのですね。
この流れは興味深いですね。
環境への配慮もある農園のようですし、応援したいですね。
このモンテ・コペイは珈琲きゃろっとさんの『初回限定お試しセット』に入っていた豆ですが、グァテマラ グアヤボ農園と合わせて、送料なし、税込で 2,138円。
これだけ高品質の豆が 200g × 2 で、この値段は安すぎると思います。。。