土居珈琲『バリアラビカ”神山”』
インドネシアです。
インドネシアといえばスマトラ島マンデリンが有名ですが、こちらはバリ島です。
丁寧にハンドピックされた完熟豆を楽しんでみたいと思います。
ショップ
『バリアラビカ”神山”』のコーヒー豆データ
- 生産国 インドネシア
- 地域 バリ島キンタマーニ高原
- 品種 ティピカ
- 標高 1150~1650m
- 精製 ウォッシュト
バリ島といえば、どちらかというと観光のイメージが一般的には浸透しています。
この写真はバリ島の有名な観光名所にあるヒンドゥー教の神殿だそうですが、神秘的で魅力的です。
海外旅行に行きにくい状況になってしまいましたので、バリ島の美味しいコーヒーを飲んで想像してみることにします。
豆の特徴
強いボディのどっしり系テイスト。苦味の中にある、甘みのバランスがよい。花の香りが華やかさを加える。
『土居珈琲』
焙煎度合いは、お店お任せのフルシティロースト。
いつもながら綺麗な豆たちです。
土居珈琲さんのサイトによれば、この豆の特徴は「苦味」。
苦味はコーヒーの味わいにパンチやキレを感じさせるには必須の要素。
一方で苦味は、あり過ぎたり、しつこく残ると、後を引くまずいコーヒーになってしまいます。
ほど良いところで存在するべき苦味ですが、神山(シンザン)は果たしてそれを達成しているのでしょうか。
土居珈琲『バリアラビカ”神山”』淹れてみました
いつも新鮮な土居珈琲さんの豆。
蒸らし中。
全体がほっこりと膨らんでいます。
慎重に真ん中にお湯を落としていきます。
土居珈琲さん推奨の淹れ方は、コーヒーの粉の壁を崩さずお湯を注ぐやり方です。
さて、その苦味は?
うむ、あります。キレの良い苦味。
そして同時に感じる天然果実系の甘み。
この辺りは良い完熟豆にこだわる土居珈琲さんの得意技ですね。
このバリアラビカは、なんて言うんでしょう、どっしりしているけど重いと言う印象とは違うと言うか。
車に例えると、強力なエンジンを載せた剛性感のあるボディの車で、アクセル踏んでみたら意外なほどスムースに加速したみたいな世界ですかね。
そういう気持ちの良いどっしり感があるんですが。
すみません、かえって分かりにくいかな😅
土居珈琲さんのサイトでは苦味の表現で、『ガラス細工を感じさせる透明感』という言葉が使われていましたが、確かにそういう印象。
焙煎も良いからでしょうが、すごくクリアなビター感です。
もしかしたら、苦いコーヒーは苦手という方にこそ試してもらうと良いかもしれません。
苦味が美味しさにつながることを、改めて発見できるかもしれません。
そして当然、コーヒーの苦味重視な方にもおすすめです。
単に深煎りで苦いというのとは違う、深くてキレの良い苦味を楽しめます。