コーヒーミルの選択肢は数多くあります。
そのうちから最初のひとつに選ぶとしたら、HARIOセラミックスリムが一押しです。
使いやすさ・デザイン・コスパの三拍子が揃った良い製品です。
これを選んでおけば、まずは失敗なくハンドドリップの世界へ入っていけます。
もくじ
HARIO コーヒーミル・セラミックスリム MSS-1TB
定価 ¥3000 ですが、 実勢価格 ¥2200 ぐらいからあります。
セラミックスリムで挽ける豆の量は?
24gまでの豆が挽けるので、マグカップ2杯分ぐらいの豆が挽けます。
何人にも振舞うという場合は、もっと大きなミルが必要になりますが、まずは自分とパートナー分であればちょうどいい大きさかと思います。
もう少し多めに挽きたい場合はこちらもあります。
ハリオ セラミックスリムの使いやすさは?
HARIOセラミックスリムという名前の通り、スリムな本体は持ちやすいです。
セラミックの臼は金属臭もなく、錆びたりしないし、摩耗しにくいので扱いが簡単。
全体をバラバラに分解して水洗いができるので、お手入れも楽なタイプです。
粗さ調整ツマミで簡単に挽き具合が調整できます。
使う時の注意点は2つだけ
- ハンドルは必ず時計回りで、逆には回さない(逆回転は臼を痛める)
- 粗さ調整をする時は、ハンドルを付けて臼が回らないように押さえてツマミを回す
HARIOセラミックスリムは簡単に分解できます
分解するとこんな状態です。
左上から回すハンドルの部分(これは外せて挽く時だけ付けます)、粉受けの透明な下半分、豆を入れる上半分とフタ、そして下の4つがセラミック臼部分の部品。
全部バラバラに分解して水洗い可。
一番右下の部品が、粗さ調整ツマミです。
組み立てるときの注意点は、このツマミをつけるときに時計回りに回していきますが、最後に回し過ぎないことぐらいですかね。
調整ツマミを最後までねじ込んだ状態で挽くと極細挽きに、緩めて挽くほど粗挽きになっていきます。
粉受けの部分が透明なので、豆が挽けていく様子が分かりやすい。
そろそろ半分ぐらい挽けたなとか。
コーヒー豆の入れ方
豆を入れるときには、把手を外して透明な上ブタを外します。
フタは引っ張れば取れます。
豆の重さを計れるようにスケールに載っけます。
そして重さを見ながら豆を入れていきます。
計量スプーンがあると便利。
ちょうどいい分量が入ったらフタをして、ハンドルを付けます。
HARIOセラミックスリムで挽いてみましょう
さぁ実際に挽いてみましょう。
ハンドルをつけてミル本体を左手に持って、ハンドルを時計回りに回していきます。
通常はそれほど大きな力は要らず回せます。
たまにガリッと引っかかるような感触を感じることがありますが、それでも引っかかって止まっちゃうようなことはないと思います。
ガリガリガリ。
少しずつ下の粉受けに挽かれたコーヒー豆が溜まり、上の豆が減っていきます。
最後に空回りするような感じになったらおしまい。
慣れないと最初は左手に力が入っちゃうかもしれません。
僕はいつもお湯を沸かすのと並行してミルを回すようにしています。
24gぐらいを中挽きならば、沸騰するまでに挽けるのでちょうどいい時間かなと。
できた粉はこんな様子
一番最初に挽いた時は、おーっ結構綺麗に挽けるもんだなと感心しました。
ちょっと細かく挽きすぎて、淹れたら濃すぎたです。。
調整ツマミをカチカチと、7、8回戻すくらいで中挽きぐらいですかね。
何度かツマミのセットの仕方を変えて、試してみることをおすすめします。
挽いた豆の粒度を変えてドリップしてみると、粒度によってお湯の落ちていく速度がちょっと違っていて、粗くなるほどお湯が速く落ちて、出来上がりの濃度が薄くなるのが体感出来ると思います。
挽き方で味わいのコントロールができるんですよね。
同じ豆の分量、同じお湯の量でも、粒度が粗ければ豆とお湯が接触している時間が短くなり、結果としてお湯に溶け出す成分が減って、出来上がりの濃度が下がるということ。
その方がスッキリした味わいに仕上げられるとういうことです。
HARIOセラミックスリムのお手入れの仕方は?
バラバラに分解して水洗いです。
コーヒー豆を挽くと、結構油分があることが分かると思います。
セラミック臼とか、下の粉受けとか油が付きます。
でも、余程の綺麗好きでない限り、1回使う毎に分解して洗ったりする必要はまったく無いと思います。
1日使ったら、下の粉受けの透明な容器は洗って、上のセラミック臼の部分は気になってきたら分解して洗えば、通常は大丈夫だと思います。
ただ、豆の油分でセラミック臼部分にも豆のカスが付着するので、綺麗好きな方はこまめに、ズボラな方は程々に洗えばいいかなと思います。
挽くのに疲れる?
ペーパードリップ用に1、2杯分を中挽きであれば、個人的にはそれほど苦行だとは思いませんが、どうでしょうか。
もちろん電動ミルでボタン押して待ってるだけに比べれば労力は要りますが、それもコーヒーを楽しむ過程のひとつなのかなと。
それにやってみたくないですか?
豆を挽くのって、コーヒーを淹れてるんだぞって感じで、ちょっと楽しいです。
HARIOセラミックスリムは初めての方におすすめ
初めてミルを購入する方に、おすすめです!
この豆を挽くという行為は、ハンドドリップをやってみようという初心者にとっては、何か象徴的な行為ですよね。
自分のミルを持っていて、コーヒー豆を挽くっていうだけで、これはもう『違いの分かる男』みたいな。。
全然そんなことないんですけどね…。
まぁ『違いの分かる男』になれるかどうかはともかく、まずは最初の一つ目としては、機能、デザイン、コスパの三拍子が揃ったHARIOのセラミックスリムがおすすめです。
コーヒー豆の挽き方、いろいろあります。