土居珈琲『ブラジル ショコラ』(スクリーン17アップロット)
土居珈琲さんの「新豆」を味わうセットから、ブラジルのショコラです。
前に飲んだ土居珈琲さんのブラジルはとても好印象でした。
ということで、これもすごく楽しみな銘柄。
今回のブラジルは甘みにこだわった銘柄ですね。
ショップ
『ブラジル ショコラ』のコーヒー豆データ
- 生産国 ブラジル
- 地域 サントアントニオドアンパロ地区
- 生産者 サンコーヒー生産者組合
- 農園 組合に所属する20の農園
- 特徴 スクリーン17アップロット。「重厚感のある甘み」が特徴の銘柄
焙煎度合いはシティローストです。
スクリーン17アップロットということで、粒が比較的大きな豆が揃っています。
ブラジルのグレーディングではスクリーン16以上が輸出可になります。
豆の特徴
チョコレートのような香りと適度なコク。しっかりとした口当たり。後味に心地よい渋みと甘みがひろがる。
『土居珈琲』
サンコーヒー生産者組合に所属する20の農園が、地域特有の甘みを引き出すために丁寧に選び抜いた豆とのこと。
テイスティング評によれば、ブラジルにしてはコクは控えめで香りや甘みがに特徴があります。
アフターテイストの心地よい渋みというのがちょっと興味深いです。
というのは、僕がブラジルで飲んでいたコーヒーのイメージが、当に後口にかすかに渋み?苦味?が余韻を引くようなものだったので。
大量生産のイメージもあるブラジルですが、この豆は少し違いそうですね。
ブラジルってどんな国?
小学生の頃に持っていたブラジルのイメージはやっぱりアマゾン。
コナン・ドイルの「失われた世界」を読んですごく惹かれました。
「失われた世界」はあのジュラシックパークのベースにになった小説です。
The Lost World
Arthur Conan Doyle著
アマゾン川って言えばこんな感じ。
迫るジャングルの間を蛇行する川。
チャレンジャー教授っていう主人公が、仲間と一緒に恐竜が生き残っているという切り立った台地を探してアマゾンの奥へ分け入っていくんです。
緑の濃い昼なお暗いジャングルに囲まれた茶色の川をカヌーで進んでいくと隠された支流があって、みたいな感じだったと記憶しています。
むちゃくちゃワクワクする冒険の話でした。
うわぁーすげえとこだなアマゾンって。
ホントに恐竜が生き残っているかもしれないぞ、ってな感じでページをめくった覚えがあります。
上の写真はアマゾン川です。
これもアマゾンの写真ですが、こんな風に川の中から直接木が生えていたり、それが水面に映り込んで不思議な風景。
日本では見ない眺めですね。
そしてアマゾンといえばピラニア!
歯も怖いけど、目つきがもっと怖い。。。
アマゾン川観光をするとピラニア釣りがあります。
こちらもアマゾン川で捕れた珍しい魚。
アマゾンって変わった生き物がいっぱいいますね。
でも最近はドローンですぐに空撮とかできちゃって、秘境とかなくなっちゃった感じですね。
つまんないなぁ。。。
まぁ気を取り直して。。。ブラジルはアマゾンみたいなとこがある一方で、このブログでもいくつか紹介していますが、ボサノバのように洗練された音楽があったり、いろいろな顔を持つ国。
あるいはサッカーだったりカーニバルだったり、有名なモノがいっぱいあるんですよね。
コーヒーもそのうちのひとつかな。
土居珈琲『ブラジル ショコラ』淹れてみました
今回はカリタのHA101ドリッパーを使います。
ほどよい苦味を出すにはちょうどいいドリッパーです。
レシピ
- コーヒー豆 15g
- 注湯量 250g
- 抽出時間 2分30秒
- 挽き目 中挽き
- 湯温 91〜92度で開始
まずは蒸らしの第1投から。
これはもうその「ショコラ」という名の通り、チョコレート感が満載の美味しいコーヒーです!
挽いてドリッパーに入れた瞬間から、そのチョコ感たっぷりの香りが楽しめます。
サンコーヒー生産者組合に属する20の農園が協力して作ったコーヒーですが、その中でも地域特有の甘みを引き出すために厳選したトップ数%のロットの豆だけが「ショコラ」の名前を冠することができるそうです。
確かに、甘みとほろ苦さが完璧な比率で混じり合った素晴らしいブラジルです。
飲んでいて思ったのですが、これはお湯の温度に細心の注意を払ってドリップしたいコーヒーかも。
そうですね、焙煎度合いはシティローストとそれほど深くないので、91度ぐらいで始めて適度に苦味を引き出しつつ、チョコレートの甘みと溶け合わせるような感覚で。
そうすると洗練されたチョコレートケーキのような雰囲気のコーヒーが味わえるのではないかと。
土居珈琲さんの中では同じブラジルの『ダテーラ農園』もすごく美味しかったですが、それに勝るとも劣らない印象です。
そういえばコーヒー・チャート的には似ている傾向ですね。
ブレンドに使われるバランスは良いがやや個性の少ないブラジルの豆とは違った、数ランク上のブラジルという感じですね。
少し冷めてくると、苦味がやや引っ込んで甘みが長く余韻をもたらすように思います。
そしてクリアだけれども、コクも感じさせます。
ブラックのコーヒーだけで、スイーツを頂いたような感覚を成立させてしまう、そんな満足感のあるコーヒーです。
期待に違わぬコーヒーでした!
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