珈琲きゃろっと『グアテマラ・ラ・クプラ農園』
珈琲きゃろっとからグアテマラのラ・クプラ農園。
グアテマラのコーヒーでは有名なアンティグア地域の農園です。
甘みと酸味に特徴があるグアテマラらしい豆のようですね。
『グアテマラ・ラ・クプラ農園』のコーヒー豆データ
- 生産国 グアテマラ
- 地域 アンティグア
- 農園 フィラデルフィア農園のラ・クプラ区画
- 品種 ブルボン
- 標高 2000m
- 特徴 170年の歴史を誇るアンティグアでももっとも歴史のある農園
焙煎度合いは中深煎り。
2000mと高い標高ですね。
品種はブルボンですが、個人的にはブルボン好きです。
こちらの農園では、ブルボン以外にはパカマラ、ラウリーニャ、ヴィジャサルチなどを栽培しているそうです。
ぜひラウリーニャ、ヴィジャサルチといった珍しい品種も飲んでみたいですね。
珈琲きゃろっとさん、お願いします。
豆の特徴
伝統的な製法でゆっくりと乾燥させて仕上げたこのコーヒーは、優しい甘みと爽やかな酸味を持つコーヒーです。まるでオレンジやアプリコットを思わせるような優しい酸味とキャラクター。甘みとのバランスが素晴らしく、甘い余韻を残しながら、ふわっと消えていく心地良さをお楽しみください。
『珈琲きゃろっと』
なんと、こちらの農園は働き手が女性のみだそうです!
繊細で精確な女性の力が欠かせないとのこと。
そういうこだわりというか、すごく考えて生産されているところが素晴らしいですね。
他の農園もそうですが、質の高い美味しいコーヒーを作る農園は、例外なくこだわりとよく考える姿勢を持っているように思われます。
やっぱり頭を使わないとダメなんですね。
当たり前だけど。。。
グアテマラってどんな国
グアテマラは中米の国で、メキシコ、ベリーズ、ホンジュラス、エルサルバドルに接しています。
マヤ文明が栄えた土地で、今でも人口の4割はマヤ系の人々。
マヤの遺跡もあちこちにあります。
そしてマヤの文化も多く残っているようです。
伝統的な木製のマスク。
手塗りでカラフルな色合いが魅力的。
どことなく中国や日本の色使いに通ずるところもありますよね。
こういうのもマヤの時代から続いているものなのでしょうか。
そしてこちらも「ちまき」にそっくりですが、グアテマラの伝統的な料理であるタマレ。
巻いてあるのはバナナの葉っぱ。
土曜日に作るそうですが、クリスマスには甘い果物を入れたりもするみたいです。
タマレの中はこんな感じでトウモロコシで作った皮の中にお肉、トマトソース。
ちまき風な外観といい、もしかしたら日本人は好みな料理かもと思いました。
そしてこちらは「世界一美しい」と言われることもあるアティトラン湖。
ご覧の通り火山に囲まれたカルデラ湖です。
人工物がなければ、遥かな太古の風景と言っても通りそうな雰囲気ですね。
珈琲きゃろっと『グアテマラ・ラ・クプラ農園』淹れてみました
まずはお湯を注いで蒸らし中です。
ドリッパーはORIGAMIのS。
コーヒー豆の良さを最大限引き出してくれるドリッパーです。
それに、この色がすごく好きなんです。
蒸らしが終わったら第2投です。
お湯を落とすとコーヒードームができます。
とても美味しいコーヒーができそうな予感がする瞬間ですね。
この白いマグカップもORIGAMIです。
バレルアロママグのヴィンテージホワイト。
これがまたすごく使いやすいマグカップで、形もかわいいし、おすすめ。
さて、ラ・クプラですが、酸味が良い!
ほど良い甘みと溶け合う酸味が美味しさを引き立てています。
酸味自体は果実系でスッキリした酸味。
そして甘みはミルクチョコレートのような柔らかい甘みです。
それとこれは焙煎度合いが良い気がします。
深すぎず、浅すぎず。
強くはなく主張しすぎないのですが、苦味が隠し味のように利いています。
珈琲きゃろっとさん、焙煎が売りですが、今回のはすごく良いですね。
「ああ、そうだ、グアテマラの美味しい豆ってこんな感じだ」というコーヒーです。
甘みと酸味という、これぞグアテマラ的王道を味わえます。
さすが170年の歴史です。
しかし歴史があるだけではなく、こちらの農園では生産過程でさまざまな工夫もされているよう。
例えばコーヒーを乾燥させるパティオですが、よくあるコンクリートではなくテラコッタのような焼き物を使用しているとのこと。
これはコンクリートよりも熱くなりすぎず、ゆっくり乾燥させられるからだそうです。
素晴らしい。
こうした工夫が、柔らかな甘みと爽やかな酸味にクリアに結晶しています。
グアテマラは上の写真で紹介したように魅力的なものもいっぱいあるんですが、一方で治安が悪いんですよね。
中南米の治安が悪いというのは本当に怖いですからね😅
しかしこんなに美味しいコーヒーを作る人たちもいるし、平和な国になるといいなぁ。
中南米って良いところと悪いところが極端なんですよね。。。
美味しいコーヒー豆を選びたいですね。