土居珈琲『カメルーン カプラミ生産者組合』
土居珈琲『美しき精製』セットから、カメルーンのカプラミ生産者組合です。
完璧な精製によって作り出された豆を特集したセットです。
カプラミはCAPLAMIで、Cooperative Agricole des Planteurs de la Mifi の略。
フランス語ですね。
『カメルーン カプラミ生産者組合』のコーヒー豆データ
- 生産国 カメルーン共和国
- 地域 バフォサム地区
- 生産者 カプラミ生産者組合
- 品種 ジャバ種
- 精製 『美しき精製』セットから
- 特徴 火山灰土壌と良質な水資源を有する地区
今回はシティローストです。
これまた、土居珈琲らしく綺麗に揃った豆です。
袋を開けて、ざっと豆が出てきた瞬間に美味しそうな予感がするというか。
土居珈琲はスペシャルティコーヒーを確かな品質で試したいならおすすめのお店です。
詳しく知りたい方はこちらからどうぞ。
豆の特徴
ナッツの香りとハーブのような風味。レモンを感じさせる爽やかな酸味、まろやかな口当たり。
『土居珈琲』
カプラミ生産者組合ですが、他国からコーヒー精製技術を学んで、品質の高いコーヒー豆を作る努力をしているそう。
完熟豆を手摘みして、手間の掛かる天日乾燥をしています。
1958年設立の生産者組合です。
もう62年も続いている組合なんですね。
質の良さが期待できそうです。
カメルーンはどんなところ?
日本より広く、言語はフランス語・英語が公用語
カメルーンはアフリカ大陸の中程、西寄りにある国で、広さは日本の1.3倍ぐらい。
国土の一部は大西洋、ギニア湾に面しています。
言語としては、現地の言葉以外では公用語はフランス語と英語なっていますが、実際に話せる人は少ないみたい。
アフリカの中では、浮き沈みはあれど、比較的経済的には成功している方のようです。
首都ヤウンデ、経済はドゥアラ
上の写真が首都のヤウンデですが、最大の都市はギニア湾に面したドゥアラ。
ヤウンデは政治的な中心地で、国土の中央辺りにあります。
ドゥアラは海に面して海上輸送が使えるのが利点。
ということでドゥアラの方が栄えている様子。
そしてこちらの写真がドゥアラ。
経済の中心はドゥアラということですが、写真でみた感じでもこちらの方が都市って雰囲気。
コーヒーの8割はロブスタ種
カメルーンでは、カカオやコーヒー、バナナなどの生産量が多い。
コーヒー豆の8割ぐらいはロブスタ種の生産みたいで、スペシャルティコーヒーと呼べるものは少ないようです。
確かに、あまりカメルーンの豆って見かけないですよね。
とっても暑い国らしく、世界中で最も湿度が高い場所があるそう。
そんな雰囲気が伝わる滝の写真をひとつ。
エコム滝という名前で80mぐらいある大きな滝。
なんだか、こうムワッと湿気がありそうな様子です。
また、カメルーンは世界有数の火山国でもあります。
北部の方は治安もあまりよくないみたいだし、コーヒーの買い付けも大変なんじゃないかな。
カメルーンで荷物すんごい積んだバイク。
ちょっとマンガでデフォルメされて描かれたらこんな感じというくらい積んでます😅
どうやったらこんなに積めて、一体どこに何しに行くんでしょうね???
倒れたりしたら、大変。。。
カメルーン最大の都市ドゥアラの市場の風景。
女性の服ですが、西アフリカ、中央アフリカ辺りで伝統的な感じのデザイン、色の洋服だそうです。
とてもアフリカらしいイメージの色合いです。
土居珈琲『カメルーン カプラミ生産者組合』淹れてみました
NextGで中挽きに。
ここんところ、コーヒースケールにドリッパースタンド乗っけるスタイルです。
こうしないとお湯の分量のコントロールが難しいんですよね。
やってみると、「あ、そっか」って思いますが、スタンドごとスケールに乗せないと注いだお湯の量が計れないんです。
写真のスタンドはKINTOのSLOW COFFEE STYLE Specialtyのシリーズですが、HARIOのコーヒースケールに大きさが合わせて作られてるので、ぴったり乗っけられます。
KINTOのスタンドは使い方の応用がいろいろと効いて便利。
まず一口目、甘いって思いました。
柔らかな甘み。
これは土居珈琲らしい甘さです。
完熟豆の良さを焙煎の上手さで引き出した感じの甘さ。
ブラックコーヒーでも甘いんです。
それと酸味ですが、浅煎りにした時の酸味ではなく、心地よい苦味と共にジワッと柑橘系の酸味が口の奥に感じられます。
テイスティング評にレモンとある通りですね。
フレーバー的にはナッツ、アーモンドのようなイメージも。
香りも少し特徴があって、芳ばしい中に微かにスパイスっぽい雰囲気があったり。
こうしてみると結構複雑な味わいですが、全体としてはクリーンで、まろやかです。
まさにスペシャルティコーヒーってとこですね。
何度か淹れてみましたが、雑味が出ない程度に長めの抽出時間で、このコーヒー豆が持つ、いろいろな特徴を引き出すようなイメージで淹れると良いかもしれません。
そうしないともったいないような気がします。
カプラミ生産者組合、品質を追求してきただけあります。
日本ではカメルーンというとサッカーを連想する人のが多いでしょうね。
でも、ちょっと珍しいカメルーンの豆、スペシャルティコーヒーの良さが感じられる本当に美味しいコーヒーでした。
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