カリタ ウェーブドリッパーSG155&SGトレイ 砂岩陶土の味わい

カリタ ウェーブドリッパー SG & SGトレイ 砂岩陶土

カリタ ウェーブドリッパー 砂岩陶土のシリーズをレビューします

カリタ ウェーブドリッパー SG & SGトレイ 砂岩陶土 製品の箱

今回はカリタのウェーブドリッパーとトレイをセットでレビューです。

どちらも既存のデザインですが、今回レビューするのは素材違いの製品。

砂岩陶土というちょっと変わった素材でできています。

 

砂岩陶土とは

砂岩土【特殊な土】と天草陶石他が配合された陶磁器です。土の味わいと肌触り感に砂目模様の質感を感じてみてください。

「Kalita」

 

カリタ ウェーブドリッパーSG155 砂岩陶土

カリタ ウェーブドリッパー SG 155 砂岩陶土 jug500

砂岩陶土は素朴な味わいが魅力

釉薬をかけていない製品なので、かなり素朴で独特な風合いになっています。

まさに砂を思わせるザラっとした手触りが不思議な魅力です。

 

で、素朴なんですが、実は波佐見焼なんです。

波佐見焼のシャープな輪郭も同居していて、そこがまた単純ではない良さを醸し出しています。

 

色合いですが、薄い茶色に黒い細かい砂が混じっているような感じです。

すごく砂っぽくて、つついたら崩れてしまいそうな雰囲気でもありますが、触ればもちろんソリッドです。

 

カリタ ウェーブドリッパーは155と185の2サイズ

カリタ ウェーブドリッパー サイズ 155 1〜2人用 185 2〜4人用

(出典:https://www.kalita.co.jp/products/handdrip/3206 https://www.kalita.co.jp/products/handdrip/3208

カリタのウェーブドリッパーには2つのサイズがあります。

1〜2人用の155と2〜4人用の185です。

二つの違いは大きさだけで、性能的には同じと考えてOKです。

 

カリタ ウェーブドリッパーのサイズの選び方

今回は155サイズですが、185に比べるとコンパクトにまとまって、やや小さめ。

155のウェーブドリッパーは1〜2人用ですが、マグカップで2杯作ろうとするとちょっと小さいかなという大きさです。

 

カリタ ウェーブドリッパー SG 155 砂岩陶土

僕は個人的には155は限りなく1人用に近いと思っています。

そのコンパクトでまとまりのあるデザインは秀逸だと思いますし、フルシティローストぐらいの美味しいコーヒー豆をじっくり淹れて、1人で楽しむのにすごく向いているんじゃないかと。

 

ウェーブドリッパーのサイズの選び方

1人分を淹れることが多い ➡︎ 155

2人分以上作ることが多い・マグカップ派 ➡︎ 185

 


カリタ ウェーブドリッパー 185 銅製、いいです。


カリタ ウェーブドリッパーの特徴

カリタ ウェーブドリッパー SG 155 砂岩陶土 三つ穴

構造的には従来からある波佐見焼の磁器のドリッパー HA 155と同じです。

ウェーブドリッパーなので、小さな3つの抽出穴のタイプ。

 

ウェーブドリッパーはお湯が落ちる速度は適度に早く、苦味やコクをほどよく出すのに向いています。

数あるドリッパーの中でも、安定して美味しく淹れることができる人気のドリッパーです。

 

カリタ ウェーブドリッパー SG 155 砂岩陶土 三つ穴

裏からみるとこんな感じ。

波佐見焼の「HASAMI」の文字が見えます。

 

専用のウェーブフィルターと合わせたときの美しいデザインも素晴らしいです。

銅製の185も使っていますが、お気に入りのドリッパーのひとつです。

 

 

カリタ ウェーブフィルターを使いましょう

カリタ ウェーブドリッパー SG 155 砂岩陶土 ウェーブフィルター

ウェーブドリッパーにはウェーブフィルターです。

これはもう他には選択肢は存在せず、迷うことはありません。

 

ある意味、ウェーブドリッパーは、このウェーブフィルターと合わさって初めて完成すると言っても過言ではありません。

このウェーブフィルターが素晴らしいんですよね。

 

カリタ ウェーブドリッパー SG 155 砂岩陶土 ウェーブフィルター ウェーブフィルターの箱

ウェーブドリッパーとウェーブフィルターの機能性とデザインが完璧に統合された様は、まさに美しいの一言。

これはカリタの成し遂げたドリッパーの金字塔ではないかと。

 

褒めすぎ?

でもほんとにそう思ってます。

 

 

ウェーブフィルターの収納はどうする?

ペーパーフィルターってどこに収納しておこうか迷いますよね。

そんなとき、カリタなら専用のケースがあるんです。

 

このフィルターのケース、結構お気に入りのアイテムのひとつです。


これね、かわいいんですよ。


 

カリタ SGトレイ 砂岩陶土

カリタ SGトレイ 砂岩陶土

ドリッパーSGと同じく、砂のような質感が良い感じ。

こちらも思わず触ってみたくなリます。

 

そして触ってみると、予想通りに砂のようなザラっとした感触。

摩擦感がかなりあるので、持った時にしっかりホールドできそうな気がして、安心感があるかもしれません。

 

カリタ SGトレイ 砂岩陶土 HAトレイ 波佐見焼

これまた波佐見焼の『カリタHAトレイ』とまったく同じカタチです。

HAトレイは真っ白の磁器。

 

こちらは砂岩陶土で、少し雰囲気が違います。

HAの方は真っ白でシュンとした感じですが、こちらは柔らかい印象ですね。

 

カリタ SGトレイ 砂岩陶土 裏側

でも実はこのトレイも波佐見焼です。

ですので裏を見ると「HASAMI」の文字があります。

 

 

実は砂岩のブラックがあります。

こちらはまたハードな感じでかっこいいです。

 

カリタ SGトレイは便利なグッズです

カリタ SGトレイ 砂岩陶土 HAトレイ 波佐見焼

カリタのドリッパーを置くためのトレイですが、すごく便利なグッズです。

抽出時間が来たらサーバーからドリッパーを外してこれの上に置くわけですが、置くモノが無いと困るんですよね。

 

もしこれが無かったら、ドリッパーから残りのコーヒーがそこら辺中にこぼれてしまいます。

何かお皿のようなモノで代用できるのではと思うかもしれませんが、ちょうど良い大きさ、深さのお皿とか案外ありません。

 

カリタ ウェーブドリッパー SG & SGトレイ 砂岩陶土 ピッタリ置ける

こちらの製品はカリタのドリッパーの大きさに合わせて作られているので、ピッタリです。

ちなみにドリッパーは各社似たような大きさなので、例えばハリオ V60などでもOKです。

 

さすがにカリタのドリッパーほどピッタリというわけにはいきませんが、普通に置くことができます。

それからORIGAMIドリッパーなんかもOK

ORIGAMIはホルダーの無いカタチなので、そのまま置いちゃえば使えます。

 

というように、実はこのトレイ、一時的に何かを載せるのになんでも使えます。

出し終わったティーバッグやコーヒーバッグとかを入れてもいいです。

あるいは小物入れに使っちゃうというアイデアもあります。

ナッツやお菓子を入れる小皿としても使えます。

 

とにかく一つあると、いろいろと使い回しがきく便利なアイテムなんです。

僕はドリッパー置きとして本来の目的で使ってますが、ほんとに毎回ドリップする時には使う必需品となってます。

 

カリタ 砂岩陶土のSGシリーズ 使用上の注意

カリタ ウェーブドリッパー SG & SGトレイ 砂岩陶土 使用上の注意 吸水性が良い 水を染み込ませる

釉薬を塗っていないということもありますが、陶磁器なので非常に吸水性が良いです。

スッと水を吸い込む感じです。

 

製品の注意書きが入っていましたが、こんな記載がありました。

●ご使用前に、熱湯に浸してあらかじめ生地に水分を充分含ませてからご使用頂くと、茶渋・シミ等がつきにくくなります。

●ご使用後の食器は、汚れを早く落とし台所用洗剤で、洗った後よくすすいで、よく乾燥してご収納下さい。

●陶器は吸水性があるため、ご使用後の食器を水に浸したままにしておきますと、汚れた水を吸収しカビ・シミや臭気を発生する原因になります。

●茶渋・シミ等の汚れが気になる時には、台所用の漂白剤をご使用ください。

 

ということだったので、熱湯に浸してから使ってみました。

ま、しばらく放っておいたら、また乾燥しちゃうと思いますが。。。😅

 

ドリップが終わってすぐに水ですすいだら、特に汚れがつきそうなことはなかったです。

 

淹れた後でそのまま何時間も放置することを繰り返したらさすがに汚れがつくかなと思いますが、普通に洗えばそんなにすぐには汚れないかなと思います。

 

カリタ ウェーブドリッパーSG155 で淹れてみました

カリタ ウェーブドリッパー SG 155 砂岩陶土 で淹れてみました

ウェーブフィルターをセットします。

キュッと中に差し込む感じです。

 

ここではカリタのJug500に乗っけてます。

ビーカー型でおしゃれなサーバーです。

 

カリタ ウェーブドリッパー SG 155 砂岩陶土 で淹れてみました リンス

陶磁器のドリッパーなので、リンスして温めます。

特に寒い冬はちょっと温めたいですね。

 

カリタ ウェーブドリッパー SG 155 砂岩陶土 で淹れてみました コーヒー粉を入れる

リンスが終わったらお湯を捨てて、挽いたコーヒー粉を入れます。

これで15gなので、マグカップで飲む人には1人用かな。

 

カリタ ウェーブドリッパー SG 155 砂岩陶土 で淹れてみました お湯を注ぐ

蒸らし後の第2投です。

慎重に真ん中にお湯を落としていきます。

 

カリタ ウェーブドリッパー SG 155 砂岩陶土 で淹れてみました お湯をさらに注ぐ

ほら、結構お湯がいっぱいまで来ます。

155は1人用だと思うんですよねぇ。。。

 

しかしウェーブシリーズは絵になりますよね。

 

カリタ ウェーブドリッパー SG 155 砂岩陶土 で淹れてみました SGトレイへドリッパーを置く

抽出時間が来たらドリッパーを外してトレイに移します。

写真は外してから少し時間経ってますが。

 

このトレイが、ほんとにすごく便利です。

特にカリタのドリッパーであれば、大きさもピッタリなので落ち着きます。

 

カリタ ウェーブドリッパー SG 155 砂岩陶土 で淹れてみました 出来上がり ORIGAMI バレルアロママグ ヴィンテージホワイト

マグカップに注いで出来上がり!

今回はORIGAMIのバレルアロママグのヴィンテージホワイトです。

 

仕上がりはほどよく苦味の感じられる美味しいコーヒーになりました。

さすがのウェーブドリッパー。

 

155はコンパクトでまとまって良いです。

なんていうんでしょう、すごくneatな感じがするんです。

 

カリタ ウェーブドリッパーのおすすめの素材は?

カリタ ウェーブドリッパー 銅製 185

ウェーブドリッパーには素材違いでいくつかのバリエーションがあります。

少しずつ違った魅力がありますね。

 

ツバメ(燕)の銅製

有名なメイドインツバメ。

高度な金属加工技術で知られる新潟県燕市で作られた製品です。

ほんとに作りが良くて、使いやすいし、所有欲も満たしてくれる製品。

ステンレス

ステンレスは2種類あって、こちらはリーズナブルな値段の方。

でも、このデザイン良いですよね。

これからウェーブに入るのもありですね。

ステンレス ツバメ

ステンレスでもメイドインツバメがあります。

これまたクールで魅力的なドリッパーです。

銅製よりも値段抑えめなので、狙い目かもしれません。

カリタ ウェーブドリッパー 155 ステンレス ツバメ

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ガラス

ガラスもあります。

ガラスは清潔感と、ほどよく高級感もあっていいです。

 

カリタ ドリッパー もうひとつのおすすめ 101・102

カリタ ドリッパー ロト 陶器製 102 101

カリタを代表するもうひとつのドリッパーがこちら。

台形のペーパーフィルターを使うシリーズです。

こちらもとても愛好者が多いドリッパーです。

 

おそらくウェーブドリッパーよりも、こちらのカタチの方が使ってる人は多いんじゃないかな。

同じ三つ穴ですが、こちらは直線上に三つの穴が並んだカタチです。

こちらも素材違いのバリエーションがいくつかあります。

 

ロト(陶器)

これがもっともポピュラーかも。

値段も手頃で、ハンドドリップって感じ。

NK101(磁器)

こちらはNARUMIとコラボの磁器。

持ち手がカクッとしててかっちり感がありますね。

HA101(波佐見焼)

波佐見焼の磁器です。

同じ磁器でもデザインがNARUMIとは違うので、少し印象も異なります。

101-D(プラスチック)

もっとも安価で普段使いに最適。

プラスチックは扱いやすく、入門用として初心者におすすめ。

101-CU(銅製)

台形シリーズにも銅製あります。

ツバメほど高くないので、これも狙い目かも。

 

ウェーブドリッパーSG、SGトレイは人と違うものを求める人におすすめ

カリタ ウェーブドリッパー SG & SGトレイ 砂岩陶土

真っ白な波佐見焼バージョンとはまた違った魅力のあるSG(砂岩陶土)シリーズ。

少し他の人とは違った道具で楽しみたいという人におすすめですね。

 

それにしてもこの砂岩陶土、ちょっとクセになりそうな手触りです。

なんかね、手にとって触りたくなるんですよ。

 

ザラっとしてるんだけど滑らか。

柔らかいようでいてシャープ。

 

とても面白い素材です。

ぜひ手にとって感触を確かめてください!

 


ハンドドリップの道具と言えば。


 

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