珈琲きゃろっと『コスタリカ・ドン・オスカル』
珈琲きゃろっとからコスタリカのドン・オスカル農園。
2013年に設立されたコスタリカのマイクロミルです。
家族経営で3世代で生産に取り組んでいるそうです。
『コスタリカ・ドン・オスカル』のコーヒー豆データ
- 生産国 コスタリカ共和国
- 地域 タラス
- 生産者 ドン・オスカル、アレハンドロ・ソリス
- 標高 1700〜1900m
- 特徴 パティオで2日間乾燥させ、その後アフリカンベッドで12〜15日掛けて手作業で乾燥
焙煎度合いは中煎り。
コーヒー豆は良さそうですね。
欠点豆も見当たらないです。
こういうところは高い豆と安い豆で本当に違います。
豆の特徴
オレンジやアプリコットのようなキャラクターとアロマを残しながらふわっと消えるようなすっきりとした後味。さらにはハチミツのような滑らかさと黒糖のような҉甘みが特徴です。温度変化とともにナッツのような香りを感じ、透き通るようなカップが毎日飽きずに飲み続けることができるコーヒーです。
『珈琲きゃろっと』
今回も家族経営のマイクロミルですが、届いたコーヒー豆を見ていると、すごく真面目に作られているのが分かるような気がするんです。
すごくきれいな豆なんですよね。
大量生産はできないから少し値段は高くなりますが、趣味で良いものを求めるなら納得ではないでしょうか。
せっかくだから贅沢な気分を味わってもいいかなと。
それにね、ちゃんとしたものだなって思うと飲んでいて気持ちが良いし落ち着きます😌
最近の世の中では、人の手が掛けられているというのは貴重なことです。
コスタリカはどんな国?
コスタリカはニカラグアとパナマの間の中米の国。
環境保護に熱心な国で、豊かな自然があります。
今回はそんなコスタリカのちょっとかわいい動物の写真を紹介します。
前に赤い目で体が緑のカエルさんを紹介しましたが、他にもいろいろいるんです。
こちらはコスタリカのモンテベルデ国立公園にいるケツァル。
中米に生息する美しい鳥で、グァテマラの国鳥でもあります。
中南米の古代文明でもケツァルの羽は珍重されてきました。
こちらもコスタリカやパナマに生息するお猿さん。
セアカリスザルです。
数が減って絶滅危惧種のひとつみたい。
こちらはコスタリカや中南米に生息するオオハシ。
でっかいくちばしが特徴です。
そしてナマケモノ。
中南米の熱帯林に生息しています。
ナマケモノって、フタユビナマケモノとミツユビナマケモノがいるって知ってました?
前足の指が2本か3本か。
一生のほとんどを木にぶら下がって過ごすそうですが、それってすごいですね。。。
でもなんで2本指と3本指に分かれたんだろう???
自然って不思議。
珈琲きゃろっと『コスタリカ・ドン・オスカル』淹れてみました
まずはコーヒー豆を挽きます。
ガリガリガリ。
カリタのネクストG、安定してます。
ペーパーフィルターをセットしてお湯でリンスします。
今回はORIGAMIのドリッパーです。
珈琲きゃろっとのコーヒー豆には一番相性が良い気がします。
第2投です。
慎重に真ん中にお湯を落とします。
するとドーム状に泡が立ちます。
こういう時は、真下にお湯を落とせるドリップポットが重宝します。
第2投の最初にお湯を落とすときは繊細なコントロールができるドリップポットが必須です。
そうだ、ドリップポットも新しいの欲しいなぁ。。。
出来上がりです。
今日はマグカップはアラビアです。
このアラビアのカップ、すごく使いやすんです。
それに北欧感たっぷりで、良いです。
これはスッキリしたコーヒーですね!
非常にクリーンです。
甘みやオレンジなどのフレーバーを感じさせつつも、そういった風味をくるっと丸めて持ち去ってしまうような。
すごく面白い後口。
これもまた、シングルオリジンの面白さが味わえる良いコーヒー豆。
ブレンドかシングルオリジンかというと、こういう面白さはやっぱりシングルオリジンならではです。
少し冷めてくるとテイスティング評の通りに、ナッツのフレーバーが出てきます。
でも酸味のフレーバーも残ってます。
冷めてきた時の方が、やや強く酸味を感じるかな。
中煎りでもあるし、苦味は少なめで、複雑なフレーバーとその変化を楽しむコーヒーです。
農園の土壌を分析して、不足していたマグネシウムを加えてバランスを整えたそうです。
そうやって土壌に手をかけたり、精製も手作業で丁寧に行われています。
アフリカンベッドで乾燥させる作業ですが、攪拌も3時間おきに人の手でやっているそうで、機械じゃないんです。
コスタリカのマイクロミルのコーヒー豆をいくつか飲んでみましたが、どれもクオリティは高いです。
スペシャルティコーヒーは、テロワールを楽しむというワインと同じ領域に入ってきています。
でもこういうコーヒー豆は、なかなかご近所のコーヒーショップでは手に入りにくいかもしれませんね。
アットホームなお店、珈琲きゃろっとです。