ORIGAMIドリッパー バリスタも納得!豆の良さを引き出す名器

ORIGAMIドリッパー1

ORIGAMI ドリッパー導入します

2019年のワールドブリュワーズカップ優勝者が使用して、知名度が一気にアップしたORIGAMIドリッパー。

前から気になっていたのですが、入手しました!

陶磁器とは思えない複雑なギザギザ形状にカラフルな色揃え。

すごく魅力的なドリッパーですが、まずはその形状から確認していきましょう。

 

ORIGAMI ドリッパーの抽出穴

ORIGAMIドリッパー2

ドリッパーの性格を決める大きな要素は抽出穴。

ORIGAMIドリッパーはHARIO V60と同じ大きな一つ穴です。

ということはKalitaの三つ穴系とは異なり、ちょっと頭を使ってドリップしなければいけないということですね。

大きな一つ穴は抽出の自由度が高く、ハンドドリップ上級者に好まれるタイプですね。

 

ORIGAMIドリッパー3

ちなみに抽出穴の直径はHARIO V60と比べるとやや大きめ。

しかし、このORIGAMIドリッパー、その特徴はこの抽出穴の形状だけではないんです。

そんなに単純ではないドリッパーです。

 

ORIGAMIドリッパー6

このORIGAMIドリッパーはMサイズ。

横から見てV60と比べてみると、ドリッパー本体部分がやや大きめです。

そしてV60とは異なり、下部にホルダー部分がないのでギザギザのお椀みたいですね。

 

ORIGAMI ドリッパーのギザギザ

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通常はドリッパーの側面にはリブと呼ばれる溝のような構造があります。

リブはペーパーフィルターとドリッパーの壁の間に適度な空間を作るためにあります。

リブによってペーパーフィルターがドリッパーに張り付いてしまうことを防ぎ、お湯が適度に時間を掛けて抽出穴から落ちていくようにするわけです。

そしてORIGAMIドリッパーはすごく変わった構造だといえます。

 

ORIGAMIドリッパー4

ORIGAMIドリッパーの場合ドリッパーの構造自体がリブになっています。

ギザギザの形がそのままリブの役割になっているのですね。

これは今までのドリッパーには無かった発想、設計で、すごく独創的です。

 

ORIGAMIのサイトを見ると、このデザインは実際にバリスタの人達との試行錯誤の結果たどり着いたカタチみたいですね。

だから単なる奇抜なデザインではなく、実際にコーヒーを淹れてみた結果、このカタチになったということです。

 

ペーパーフィルターは何を使う?

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そしてこのORIGAMIドリッパーが非常に優れたドリッパーだと思ったのは、使用可能なペーパーフィルターが2種類あるということです。

HARIOの円錐形フィルターと、Kalitaのウェーブフィルターが両方とも使えてしまうのです。

これもある意味革命的ではないでしょうか。

 

このORIGAMIドリッパーが登場するまでは、円錐形は円錐形、ウェーブはウェーブでした。

これらは違うドリッパーのためのものだったのです。

それが、「え、両方使えるの⁈」ということに。

 

ORIGAMIドリッパー8

そして、これはものすごく興味を唆られることではないでしょうか。

ウェーブドリッパーとHARIO V60はかなり性格の違うドリッパーです。

このORIGAMIドリッパーは、その性格の違うドリッパーのフィルターが両方とも使えてしまう。

そうなると、出来上がるコーヒーの味わいは一体どうなるのか?

 

ウェーブの安定性とV60の自由度の高さ、その両方の美味しいとこ取りが可能ということなのか?

極めて興味深いドリッパーであることは間違いありません。

そして最初に書いたように、このドリッパーはワールドブリュワーズカップ優勝者が使用していたということで、基本性能の高さはまさに折り紙付き。

うーん、なんだかコーヒー好きの心をくすぐること間違い無しですね!

 

ORIGAMIは色のバリエーションが豊富

このORIGAMIシリーズ、ドリッパー以外もそうなんですが、色のバリエーションが多くて選択の幅が広いのが大きな魅力です。

白や黒というミニマルなものから、グリーン、オレンジ、パープルなど、かなり幅広いカラーバリエーションがあります。

ちょっと選ぶのに迷います。

楽しい迷いなんですけど、どれにしようかとホントに迷いますね。

 

個人的にはオレンジとか好きなんでかなり迷ったのですが、黒にしました。

ああ、でもカラフルなのも欲しいなぁ。。。

ちなみにカップやマグも同じ色で揃えられます。

逆に違う色で楽しむのもありですね。

 

ORIGAMIはドリッパーホルダーもお洒落です

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ドリッパー本体にホルダーがないので、ホルダーは必須です。

以前は木製だけでしたが、今は透明な樹脂製も選べますね。

樹脂製の方はドーナツ穴に溝があって、ドリッパーのギザギザと合うようになっていて安定性が良いみたいです。

 

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木製の方が雰囲気はあってお洒落かなと思いますが、溝はないので安定性という観点では樹脂製に方が軍配が上がります。

とはいえ木製も使ってみると、実用的には十分安定しているので大丈夫です。

値段は樹脂製が800円(税抜)、木製が1000円(税抜)。

 

ORIGAMIは400年の歴史を誇る美濃焼

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ORIGAMIドリッパーは、400年の歴史があるという美濃焼です。

美濃焼といえば陶磁器の中ではもっともバリエーションが多くポピュラーなもの。

日本の陶磁器のうち、シェアは50%を超えています。

 

ORIGAMIの製造を担う光洋陶器は1964年創業。ヨーロッパ・アメリカ向けのテーブルウェア製造・輸出にはじまり、その後は国内ホテルレストラン向けの洋食器・和食器を手がける岐阜の陶器メーカーです。

『ORIGAMI』

ということで、ORIGAMIの製造は50年以上の歴史を持つ光洋陶器という会社が手掛けているとのことですが、素焼きまでは瀬戸焼の会社に委託し、分業としているようです。

 

紹介記事を読むと、やはりこのギザギザのカタチは陶磁器としては作るのが最大級に難しいようですね。

すごい手間を掛けて作られています

なんか大事にしなきゃ。

 

ORIGAMIドリッパーで淹れてみました「円錐形フィルター」

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まずはHARIO V60用の円錐形フィルターです。

ちなみにブラックに木製のホルダーだと、落ち着いて締まった雰囲気になります。

 

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この写真を見てもらうと、ギザギザがリブになってるのがよく分かります。

そしてお湯を落としてみた印象は、やはり大きめの一つ穴と、このギザギザのカタチのおかげだと思いますが、素直にお湯が落ちていくという感じです。

 

ORIGAMIドリッパーで淹れてみました「ウェーブフィルター」

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次にウェーブフィルターで淹れてみました。

まずお湯でリンスしている様子です。

こちらも印象的な絵になっていると思いますが、フィルターのウェーブとギザギザがぴったり20個で合ってます。

 

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今回、両方とも300ml、18gで同じ豆を中挽き、91〜92度ぐらいでドリップをスタートして2分30秒で外すというレシピです。

それで飲み比べてみました。

 

ORIGAMIドリッパーで淹れたコーヒーの味わいは?

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円錐形フィルター、ウェーブフィルター、どちらで淹れた場合も、コーヒー豆の持つ甘み、酸味、苦味がストレートに引き出されている印象です。

フィルターの違いというよりも、大きめな一つ穴の性格がよく出ているのでは。

そしてギザギザのカタチによる滑らかなお湯の落としが、雑味なくスッキリとした仕上がりにもつながっていると思います。

 

今回はフィルターによる違いはそれほど大きくないのかなという感じでしたが、他の豆でも試してみたいですね。

V60と同じように、上手く淹れたらすごく美味しくなりそうな、そんな可能性を感じさせてくれるドリッパーです。

 

そしてこのギザギザのカタチですが、なんとなく淹れるのが楽しくなるのです。

なぜでしょう?

お星様みたいだからかな。。

 

ORIGAMIドリッパー



 

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